No.255 2013年11月1日
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排出者の立場から係わりを訴える
既報の通り、第一回の医療廃棄物勉強会が東京産業廃棄物協会・医療廃棄物委員会主催で、予定通り10月23日午後1時30分より東京神田の柿沼ビル会議室において行われた。当日はオールディスカッション方式により、排出事業関係者を含めた活発な意見交換がなされ、特に前東京都医師会長の鈴木聡男氏や元日本医師会事務局の原田優氏の参加により、盛り上がりをみせた。今後はこのような集会を随時開くよう、関係者の間で話し合われた。なお今回は会場の関係で、参加人数を制限したが、31名の参加者を得て満席となった。
第一回医療廃棄物勉強会
排出者の立場から係わりを訴える
―今後も勉強会を続ける予定¬―
既報の通り、第一回の医療廃棄物勉強会が東京産業廃棄物協会・医療廃棄物委員会主催で、予定通り10月23日午後1時30分より東京神田の柿沼ビル会議室において行われた。当日はオールディスカッション方式により、排出事業関係者を含めた活発な意見交換がなされ、特に前東京都医師会長の鈴木聡男氏や元日本医師会事務局の原田優氏の参加により、盛り上がりをみせた。今後はこのような集会を随時開くよう、関係者の間で話し合われた。なお今回は会場の関係で、参加人数を制限したが、31名の参加者を得て満席となった。
◆オールディスカッションのテーマ◆
集計結果の順位表は
―参加者がテーマを選び決める―
医療廃棄物勉強会のテーマについては、参加者がテーマを選び決めることになっているが、今回は次のような集計結果になった。
�� 感染性産業廃棄物収集ドライバーの危険回避の留意点(予防接種、針刺し防止策、作業方法)事故後の対応
�� 薬品処理について感染性容器に入れた場合の危険性
今回は以上の二点に絞り、オールディスカッションが行われた。
行政官庁が立入り検査で確認していること
○保管・運搬基準・処理基準の遵守
○処理委託基準(契約書・マニフェスト)の遵守
○産業廃棄物の管理及び処理体制の整備
○減量化・資源化等に関する指導や情報提供
━━ 水銀対策を早急に ━━
“二度とこの悲劇は繰り返しません”と書かれた碑文の前で、天皇・皇后両陛下が異例のお言葉を語られたことを聞き、水俣病問題すなわち水銀問題が、ひと区切りしたとの思いでいっぱいである。ひと区切りしたとはいえ、水俣病問題が解決したわけでなく、これからが本番との感が深い。水銀問題は、医療廃棄物を取り扱う人々にとっては、切っても切り離せない問題で、常に前面をふさいでいる。現実はどうかと言うと、医療廃棄物の中に水銀が含んでいることはわかっていても、あまり大きな声ではいわない風潮があって表面には出てこない様である。また規制についてもあるなような、ないような、あまりはっきりしないという曖昧なままに通り過ぎて来てしまったようである。それがようやく「水銀に関する水俣条約」が、日本の熊本市で採択されることになった。これは水銀の使用や輸出入を規制して、環境への排出削減を目指す条約で、水銀を完全に排除するものではなく、水銀規制の第一歩にすぎないのである。水銀問題は前述した通り、医療廃棄物を取り扱う者にとっては、当然さけては通れない問題であるのに、一部取り上げているように、体温計とか血圧計などに集約して論じられるにすぎず、全体的な問題には触れない傾向があり、特殊なことに限定されているようで、この辺りでもう少し掘り下げてみることが重要となる。日本には50年にわたる水俣病の教訓があり、水銀を減らす技術もあるので、これらを生かして国際社会に訴えてほしいものである。
水俣病
熊本県水俣市のチッソが排水した海水により、メチル水銀に汚染された魚介類を食べた人に起こった中毒症で、また昭和電工(新潟県)でも同じ症状が確認されている。
医療廃棄物研究所 所長 渡辺 昇








