No.237 2012年6月1日
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現行システムの見直しを検討
東京都医師会によって行なっている、医療廃棄物適正処理推進事業は、諸般の事情により見直しが検討されることになった。見直し案の大要は次の通りで、今後関係者の間で検討され何らかの結論を出す予定である。
医療廃棄物適正処理推進事業
現行システムの見直しを検討
―バーコード等による読取を行う―
東京都医師会によって行なっている、医療廃棄物適正処理推進事業は、諸般の事情により見直しが検討されることになった。見直し案の大要は次の通りで、今後関係者の間で検討され何らかの結論を出す予定である。
| 電子マニフェスト管理システム(案) | ||
収集運搬 | 排出者(医院) �〃搬單渡壇�病院カード(バーコード等)による読取を行う(承認) �7搬單渡壇�病院カード(バーコード等)による読取を行う(確認) | 収集運搬会社 ��携帯電話等で廃棄物情報を手入力する �し搬單渡壇�から伝票を送信する(FAX/mail) �シ搬單渡壇�から収集データ送信 |
| 搬入 | 中間処分場 �“惰�物を確認、容器種類/数を送信されたデータと確認する �3稜Ц紂�公社のデータにアクセスし、搬入確認をする | ��個数確認後、処分場に搬入する |
| 処分 | �’儡�物をマニフェストと照合し個数確認後、処分する ��Webでの処分の確定処理する | |
◆複数の浄水場から◆
水質基準を超える有害物質が検出
廃棄物シート(WDS)については、以前からその必要性を説いていたところで、今回の利根川流域に関わる汚染は、まさにそのことが的中したようなものである。まず液体廃棄物で化学組成が不明・危険性の有無が分からない、古い契約書には添付がない、正常に関する分析表等情報がない等、数多くの条件が挙げられるが、要は当事者の大半が気にしていない点である。ヘキサメチレンテトラミンを年間一トン以上取り扱う事業所が、群馬県に3ヶ所、埼玉県に2ヶ所もあるのに、今頃になってやれ立ち入り調査だ、分析調査などと騒いでいる。
◆廃棄物の情報◆
ちなみに廃棄物情報として必要なものは次の通りである。
�‘農�の有無(劇物・毒物等)とその保護具の取り扱い情報
��廃棄物の具体的内容(契約時に入れてよいもの・悪いものを明確にする)
�4鏡�性・爆発性・気化吸引の危険性等
�け嫋�廃棄物は最低でもMSDSが欲しい
�ザ饌療�内容成分・化学名、成分割合、発生工程等
��種類・荷姿・数量・有害性・物理的化学的性状・取り扱う際の注意事項
�Ъ命拭�性状・サンプル・分析表
��毒性・可燃性・爆発性
水質基準を超える有害物質が検出
―廃棄物シート(WDS)の必要性を高める―
廃棄物シート(WDS)については、以前からその必要性を説いていたところで、今回の利根川流域に関わる汚染は、まさにそのことが的中したようなものである。まず液体廃棄物で化学組成が不明・危険性の有無が分からない、古い契約書には添付がない、正常に関する分析表等情報がない等、数多くの条件が挙げられるが、要は当事者の大半が気にしていない点である。ヘキサメチレンテトラミンを年間一トン以上取り扱う事業所が、群馬県に3ヶ所、埼玉県に2ヶ所もあるのに、今頃になってやれ立ち入り調査だ、分析調査などと騒いでいる。
◆廃棄物の情報◆
ちなみに廃棄物情報として必要なものは次の通りである。
�‘農�の有無(劇物・毒物等)とその保護具の取り扱い情報
��廃棄物の具体的内容(契約時に入れてよいもの・悪いものを明確にする)
�4鏡�性・爆発性・気化吸引の危険性等
�け嫋�廃棄物は最低でもMSDSが欲しい
�ザ饌療�内容成分・化学名、成分割合、発生工程等
��種類・荷姿・数量・有害性・物理的化学的性状・取り扱う際の注意事項
�Ъ命拭�性状・サンプル・分析表
��毒性・可燃性・爆発性
基準は明確にすべきである
利根川水系の浄水場で基準を超える有害物質(ホルムアルデヒド)が検出されたことで、流域の各地で大騒ぎをしている。千葉県流山市の北千葉浄水場をはじめ、三郷市の浄水場等でも有害物質が検出されたことによって、一時柏市・我孫子市・野田市・流山市・八千代市等が断水したのだから大変である。元を正せば当然と言えば当然で、あまり大騒ぎすることではないと言えばないのだが、事が初歩的な事に関わることなので、そちらの方が問題である。
新聞等に群馬の産業廃棄物処理業者の名前が取り上げられ、また産廃業者かと言われるのが悲しい。たしかに排出したのは産廃業者で、処理を委託したのは廃液の中身をある程度知っていない訳がないのである。
話を聞くうちに偶然と必然が重なり合って、今回の事件が発覚したような気がする。まず60トンもの廃液処理を委託するのに、今まで頼んだことがない処理業者に、委託をしたことが問題と言えば問題で、現在のように競争が激しい業界で何が起こったかが疑われるところである。それにしても関係当局の反応は鈍いようである。排出者である会社は平成15年、自社で処理した廃液を利根川支流に流し、ホルムアルデヒドを発生させている。それでも「適正に処理しないと問題があることは、経験上知り得ていたはずで、道義的責任はある」とする程度であまり問題視していないようである。
いつの時代でも処分を甘くすると、この程度かとしまらないのが普通で、繰り返すようになりかねない。ある調査によると廃棄物シート(WDS)の提出率は、未提出処理業者43%、提出処理業者57%で一応法的に規制されていながら、提出処理業者率は実際には低い。それというのも規制されているが、基準が曖昧な点も多く、すっきりしないところである
医療廃棄物研究所 所長 渡辺 昇








