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No.223 2011年4月1日

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沖縄県医療廃棄物事業協同組合


琉球大学の学生と適正処理研修会
―処理料金問題を取り上げ受益者負担のあり方を―


 琉球大学医学部では、昨年来沖縄県医療廃棄物事業協同組合が実施している、医療廃棄物適正処理研修会にカリキュラムの一環として参加することになり、参加者(103名)を26名づつの4班に分け、それぞれ2時間の研修を実施した。今年も計画中で研修内容は、�ヾ鏡�性廃棄物の適正処理�⊃祁織ぅ鵐侫襯┘鵐暁儡�物�4鏡�予防対策等である。特に今年は処理料金問題を取り上げ、受益者負担のあり方を「算術に惑わされることなく、仁術に徹する医療環境の形成」を課題として投げかけたいとしている。今後はこのような研修会を各現場で積極的に開催し、医療廃棄物の適正処理体制の構築を目指して行く。特に琉球大学医学部学生については、十年後を楽しみにしている。

◎東京都医師会◎


モデル事業の課題解決について
―放置駐車違反取り締まり対象除外に向けて―


 東京都医師会では、かねてより実施している「医療廃棄物適正処理モデル事業」の発展的取り組みとして、医療廃棄物収集運搬車両の放置駐車違反取り締まり対象除外に向けて、関係機関への働き掛けを強化しているが、今般これ迄の活動事例に則し、葛飾区、足立区、世田谷区、江東区等順次積み上げ、全体に普及させていくつもりで、今後地区医師会会員車両並びに、東京医療廃棄物処理協同組合の車両について、所轄警察署への駐車許可公布を申請する際、関係各位一体となった活動への協力を要請することにしている。

◎水銀を含む製品の取り扱い◎


適正処理をするため注意喚起を
―水銀血圧計・水銀体温計・空気電池(補聴器用)―


 先般、都の焼却炉が水銀汚染により、使用停止となって話題になったが、今般、改めて「水銀血圧計など水銀を含む製品の使用中及び廃棄時の取り扱いについて」東京都より関係機関に依頼があった。それによると、水銀に関しては地球規模での環境汚染が懸念される中、先月水銀リスクを削減するための条約締結に向けた、政府間協議も行われるなど、国際的な動きもあり、水銀の適正処理が求められているとの立場から、次のような依頼が行われた。
1、 水銀血圧計への対応
現在使用中又は保管している水銀血圧計は、見えやすいところへ市販のテープなどに廃棄方法を記載し貼付する等、廃棄する場合の〈注意喚起〉を表示して下さい
2、 水銀を含む廃棄物を廃棄する場合
水銀を回収可能な産業廃棄物処理業者へ委託して下さい。*水銀を含む廃棄物とは、水銀血圧計、水銀体温計、空気電池(補聴器用)

問題の影にかくれて


 放射能汚染が続いている。ホウレンソウに始まり牛乳、水にまで広がってきた。当初農産物の出荷を制限したものが、実質的には全面禁止になることは分かっていたと思う。
 常に「人体に影響を及ぼす数値ではなく、過剰な反応のないよう冷静に対応してほしい」というが、連日マスコミで取り上げ言及していれば、いやでも考えざるを得ない、世の中大丈夫だと言えば言うほど心配するものである。
 人体に影響がないならばそれなりのことを言えばよいので、それがああでもない、こうでもないと、やたら難しい数字を並べて報道するから、おかしくなるのであろう。たしかに迅速・詳細・正確に報道しようとしていることは分かるが、そのことが返って風評被害を大きくすることにもなるのである。街中を歩いてみてわかることは、米がない、パン類もない、乾電池、ポータブルラジオが完売で、がら空きになった店の棚である。
 原発から放射性物質の放出が続いている限り、身体への被爆、野菜や水道水の汚染、土壌汚染の恐れなどいくら「ただちに健康に影響が出るわけではない」と言われても、不安を消すわけにはいかないのである。「消費者に取って流通している者に対する安心感を高め、産地のみ皆さんにとっては風評被害を防ぐ」ために再三強調しているようだが、思い通りにはなかなかいかないようである。
 それでは私たちはどうすればよいのか。頭に浮かんでくることはありきたりのことになってしまう。まず不要な買占めをしない、不正確な情報に惑わされない、発表される放射線量に注意する、野菜は皮をむきよく洗う等があげられるが、どの程度役に立つかわからない。
 そこで話を医療廃棄物問題に移してみよう。報道を見る限りあまり問題になっていないようで、他の大問題の影にかくれ表面化していないが、問題がないわけでは決してないと思う。
医療廃棄物を取り扱っていた大手処理場が被害にあったり、収集運搬業者が影響を受け、持ち込みに苦慮している等、徐々に明らかになるにつれ、今後の対応が難しくなってくる。加えて放射能の影響もあるだけに、長期的視野に立って見守るしかない。
 医療廃棄物研究所 所長 渡辺 昇