No.218 2010年11月1日
医療廃棄物勉強会
新たな装いのもと実績を活かし再出発
―勉強会参加対象者を従来より拡大し開催―
医療廃棄物勉強会については、従来(社)東京産業廃棄物協会・医療廃棄物委員会と東京医療廃棄物処理協同組合とが共同で開催し、主に医療廃棄物委員及び協同組合役員が参加して開催していたが、今回(別稿)から東京産業廃棄物協会が主催し、参加対象者も協会加盟の感染性廃棄物許可業者全社に拡大することになった。
【医療廃棄物勉強会】
◎テーマ・「多剤耐性菌について」
講師:NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会
副理事長 木ノ本雅道氏
日時:平成22年10月28日(木)15時〜17時
会場:東京産業廃棄物協会会議室
千代田区内神田1−9−13柿沼ビル7F
TEL03−5283−5455
◎有害・医療廃棄物研究会◎
第17回の技術セミナーを開催
―処理施設の見学とその取り組みについて―
恒例の技術セミナーを、今回は医療廃棄物の焼却処理施設の見学と、施設としての取り組みについて、施設の担当者が説明するとともに参加者と質疑応答をおこなうことにしている。
技術セミナー
日時:平成22年11月12日(金)
会場:株式会社クレハ環境かながわ事業所
神奈川県川崎市千鳥町6−1
プログラム:13:00(主催者挨拶)
13:15〜14:40(施設担当者説明)
14:40〜15:40(施設見学)
15:50〜16:20(質疑応答)
参加費:会員及び廃棄物資源循環学会員5,000円
非会員10,000円、学生2,000円
問い合わせ先:144-0052東京都大田区蒲田4−42−8 4F
有害・医療廃棄物研究会事務局
TEL03−5714−0360
FAX03−5714−0361
東京都の焼却施設再開
水銀混入問題未解決のまま
―原因究明への障害は何なのか―
既報の通り、東京都の焼却施設から水銀が検出され、数か所の施設が操業を中止していたが、先ほど中止していた施設全部が操業を再開した。
なお原因については、一部で医療機関犯人説が取り沙汰され、関係者も心配していたが、現在のところは明らかになっていない。
世の中とはこんなこと
嫉妬、邪心、強欲がうず巻く世の中なのに、常に波風を立てたいと思っている人が
いれば、争いは絶えるわけがない。反面、人には見栄があるため心にも無く、争わず
助け合おうなどと言うから人間関係はややこしくなるのである。
愚痴もいわずひがむこともなければ、こんな平穏無事な世の中はないわけで、「法律
も警察もいらねー」という啖呵が聞こえる社会だろう。(通常は平穏無事な世の中とは
反対な時にこのような啖呵が切られるのだが)
要するに世の中は不条理に満ちている割に、何らかの力が作用して、見た目にはバラ
ンスが取れた様にみえるのかもしれない。医療廃棄物問題にしても、再三訴えているよ
うに基本のところで、ボタンのかけちがいがあるにもかかわらず、微妙なところでバラ
ンスを取りながら良好とはいえないまでも、外見的には問題がなく経過していると、言
わせているのが現実である。
しかし長い年月の間には、医療廃棄物処理を巡り、幾多の不祥事が取り沙汰され、そ
のたびに医療廃棄物の危険性や、処理のズサンさが大きく取り上げられ、一般の関心を
高めてはいるが、後が続かず残念としかいいようがない。
やはり医療廃棄物とは何かを十分に理解してもらうよう、教育を徹底的に行うしかな
いのか、前述したような世の中であるだけに、心してかからなければならない。
医療廃棄物研究所 所長 渡辺 昇
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