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No.214 2010年7月1日

(社)全国産業廃棄物連合会・(社)東京産業廃棄物協会


医療廃棄物部会長・医療廃棄物委員長が交代
――それぞれ新陣容のもと組織の拡充へ――


 長年にわたって医療廃棄物処理問題で中心的役割を担い、(社)全国産業廃棄物連合会・医療廃棄物部会部会長、および(社)東京産業廃棄物協会・医療廃棄物委員会委員長を務めてきた渡辺昇氏(コスモ理研�蟆馗后砲�、このたび両役職を退任することになった。
 渡辺氏は、同部会・同委員会の設立時より十数年にわたり部会長・委員長を務め、「感染性廃棄物収集運搬自主基準」(現・感染性廃棄物処理指針)の作成や、これに基づく「医療廃棄物適正処理推進プログラム(ADPP)」(現在は廃止)の全国展開などに尽力してきた。これらの活動は、環境省の推進する産業廃棄物優良業者認定制度の基礎となり、東京都では感染性廃棄物取り扱い業者に特化した評価制度で全面的に取り入れられている。
 なお、新たな全産廃連・医療廃棄物部会長には儀間謙一氏(沖縄県医療廃棄物事業協同組合専務理事)が、東京産廃協・医療廃棄物委員長には五十嵐和代氏(�蠍渊粛鮠Σ饌緝充萃�役社長)が、それぞれ就任する。


◎(社)東京産業廃棄物協会・東京医療廃棄物処理協同組合◎


放置駐車違反対象除外への要望書提出
――民主党幹事長・同国家公安委員長に――


 医療廃棄物の収集・運搬で使用する車両は放置駐車違反の対象として規制を受け、市街地では駐車後5分程度で切符を切られる事態が多発している。
 近年、地域医師会と業者が連携して行っている診療所を中心とした回収事業では、駐車スペースのない市街地での収集となるため、多くの収運業者が駐車問題で苦慮している現状がある。
 そのため、先ごろ(社)東京産業廃棄物協会と東京医療廃棄物処理協同組合は連名で、民主党幹事長および同国家公安委員長に「放置駐車違反対象除外への要望書」を提出、関係各位に直接面会して要望書の趣旨を説明するとともに、医療廃棄物処理の現状についての理解を求めた。
 なお、今回の要望書については、▽なぜ医療廃棄物に絞って取り上げるのか、▽対象地域が東京都に限られるように受け取られる、▽他の産廃業者や物流業者から同じ要望が出た場合の対応、▽処理業界全体の理解が得られるのか、などの意見が関係者から寄せられたため、東産協および東医協では、これらの点について処理業者に対するアンケート調査の実施や、各種データを整理するなどして、あらためて要望書を提出することにしている。

手のひらを返したような


 

世の中、手のひらを返したような変化がよく起こる。一見すると唐突に映るものの、人間には元々相反する感情があり、それが物事を左右するから当然といえば当然で、こうした現象自体はいちいち気にしてはいない。
 最近の例では、政治とサッカー日本代表を挙げることができる。ともに期待と不安が交錯する中、もやもやした雰囲気を吹き飛ばす結果が出たらどうなったか。政治では、総理大臣が変わっただけで一気に内閣支持率が回復し、サッカー日本代表に至ってはその比ではない爆発的な盛り上がりを見せた。大会前の不満はどこへいってしまったのか、これこそ手のひら返しの見本のような状態だった。
 とはいえ、喜んでばかりはいられない。現にせっかく上がった内閣支持率は徐々に下がりはじめ、先行きは不透明。サッカーにしても熱狂はあっというまに過ぎ去ってしまうだろう。
 そこへゆくと、廃棄物問題はいくら法改正を繰り返しても基本のところが変わらないので、極言すれば期待も不安もない。特に医療廃棄物については、「問題なし、おおむね良好」で落ち着いてしまいそうである。考えようによっては安定した状態であり、いまさら廃棄物の定義・区分の見直しもなかろうとの意向が強く感じられるが、実態は違う。
 高度医療の進展による新たな廃棄物への対応や医療制度の変化による排出状況の複雑化があり、また一方では、医療廃棄物そのものに対する感心の薄さが処理料金に反映され、安全・安心は遠ざかったままだ。
 いまだ、医療廃棄物をめぐる問題は何一つ解決されていないことを銘記すべきである。