No.167 2006年8月1日
暑中御見舞い申し上げます
平成18年盛夏
医療廃棄物研究所 所長 渡辺 昇
第10回日本廃棄物会議
医療廃棄物対策実践セミナー
東京都の最新事例を中心に
今年もウェステックと併催で行われる第10回日本廃棄物会議において、初めて医療廃棄物問題が取り上げられ、「医療廃棄物対策実践セミナー」として開催されることになった。当日は、東京都の事例として、東京都医師会の医療廃棄物適正処理推進事業および、東京都が実施しているICタグによる医療廃棄物の追跡事業を中心に、各関係者が説明する予定である。
開催日時
平成18年8月30日(水) 午後1時より
会場
パシフィコ横浜 アネックスホール F204
参加費
5,250円(税込み)
〈申し込み・問い合わせ先〉
日本廃棄物会議実行委員会事務局(Tel:03-5565-0531 Fax:03-5565-9550)
日廃振センター・情報処理センター
電子マニフェスト普及促進を図る
モデル事業を大口・小口に分け実施
電子マニフェストの普及促進については、(財)日本産業廃棄物処理振興センターの情報処理センターが主体となって従来より活動を続けているが、諸般の事情により成果が上がっているとはいいがたく、関係者は等しく苦慮しているところであった。
そこで、先ごろ日廃振センターと(社)全国産業廃棄物連合会の間で、「電子マニフェストの普及方策に関する確認事項」を取り交わし、問題点の解決に向け本格的な協議を行うことになった。また、日廃振センターは普及促進のためにモデル事業を実施することになり、�ゞ罰γ賃糧如↓⊂�量排出事業者向け団体加入版(医療業・写真業・石油小売業等)を対象に、事業に関する経費の一部を助成することにしている。
現在、東京都では、ICタグおよびバーコードによる医療廃棄物の追跡事業を行っており、電子マニフェストの導入を検討しているので、今回のモデル事業(小口)への関心は、医療界、処理業界とも高いようである。
悪貨への挑戦を続けよう
最近、「ノーブレス・オブリージュ」(高貴な者の義務)という言葉が各方面で聞かれる。世の中あまりにも弱肉強食・拝金思想が蔓延しているアンチテーゼとして言われているのだろうが、なんとなく格好もよく、美学として持ち合わせたい気になる。
金儲けはなぜ悪いと居直られて戸惑うさまは、まさに意表を突かれたようで、モラルハザードが一般化した兆しでもある。
自由には前提条件として義務があるように、自由市場(経済)にも前提条件として「ノーブレス・オブリージュ」があってはじめて、品格のある社会が形成されるというもので、今こそ声高に訴えるべきであると思う。
またまた理想論を展開していると皮肉られそうだが、医療廃棄物処理の現実はなんといっても市場原理に振り回され、前提条件を抜きに「金儲けをしてなぜ悪い」という世界だけに、手を変え品を変えて、悪貨への挑戦を続けなければならないのである。








