No.154 2005年7月1日
医療廃棄物研究会・研究講演会
医療廃棄物を取り巻く最近の動向
処理現場担当者をまじえ意見交換
医療廃棄物研究会恒例の研究講演会が、今年も7月23日、東京で開催されることになった。
今回は「医療廃棄物を取り巻く最近の動向」と題し、行政をはじめ各関係者から、それぞれの立場で、現状や問題点を発表してもらうとともに、医療機関担当者、収集・運搬業者、処分業者など直接処理に携わっている人々を交え、意見交換も行われることになっている。
【記】
開催日時
平成17年7月23日(土) 10:00〜16:00
会場
東京慈恵会医科大学講堂(東京都港区西新橋3-25-8)
参加費
会員5,000円 一般10,000円 学生1,000円
プログラム
午前の部 「医療廃棄物を取り巻く最新の動向」
午後の部 パネルディスカッション
「関係者から見た医療廃棄物の問題点とその解決策」
(処理業者・排出者・報道関係者など)
お問い合わせ先
医療廃棄物研究会 東京都港区芝大門1-15-10 コシダ大門ビル1階
電話 03-6403-5870 FAX 03-6403-5871
日本医師会が検討委員会
感染性廃棄物処理への指針
管理責任者の育成に力入れる
(社)日本医師会は先に、通信教育による「日本医師会感染性廃棄物安全処理推進者養成講座」を2年間にわたって実施し、ある程度の成果を得たが、その後も医療廃棄物処理を巡る不祥事は絶えないので日医は、処理業者への不信感とは別に、医療機関に対しても非難が起こっているとの認識に基づき、いわれなき批判を避けるためにも、感染性廃棄物をはじめとする医療廃棄物の複雑な定義・分類をわかりやく整理し、その上で適正な処理の指針を示すことを目的として、7月に「感染性廃棄物等に関する検討委員会」を設置することになった。
同委員会は、日本医師会の担当常任理事のほか、外部の専門家などで構成し、�^緡典ヾ悗�ら排出される感染性廃棄物の処理、�∈濛隶緡鼎覆匹鉾爾ご擬圓亮�宅から排出される感染性一般廃棄物の処理、�0緡典ヾ悗農瀉屬�義務づけられている特別管理産業廃棄物管理責任者の育成が検討の柱。東京都医師会など具体的な取り組みを行っている各地医師会の取り組みをも参考とする考え。
あってはならないこと
連日のようにテレビを賑わす大企業幹部の土下座会見、新聞紙上でのお詫びとお知らせ。しかし、異口同音に「あってはならないこと」と言っているのには、一寸首を傾げざるを得ない。
本来、当事者が言うべき言葉は、「やってはいけないこと」であり、「起こしてはならないこと」なのではないか。「あってはならないこと」と言えば、少なくとも表面には現れず、そのもの自体が「無い」ということが前提でなければならないはずである。
規制の強化は必要であるが、規制だけでは適正処理を行うことはできない。 形式社会を重んずるわが国では、どうしてもこのような言葉が出てきてしまうのであろうが、これこそ責任の所在をぼかす常套手段に思えてしかたがない。あってはならないことが、こうもたびたびあるということは、大げさに言うと、形式社会の崩壊にさえつながりかねないのではないか。
とはいえ、本当のところは形式社会が崩壊することを望んでも、本音の社会がベストとも思われず、当分は形式社会のほころびをつくろいながらいくしかないだろう。
それにつけても、形式社会の影響を強く受けている医療廃棄物問題は、解決までいかに遠い道のりであることか。








