医療廃棄物処理のパイオニア

最新情報

医療廃棄物処理の今が分かる、医療廃棄物ニュース

ここに記載されているニュースの内容は、転用・コピー・配布など、ご自由にお使いください。(毎月1日発行)

力強い医療廃棄物処理業務のパートナー医廃NEWS

No.151 2005年4月1日

産業廃棄物処理業優良化推進委員会

評価制度の解説書を発表
医療廃棄物処理への影響はあるのか

産業廃棄物処理業者(感染性廃棄物の取り扱い業者も含む)優良化事業の促進を図るため、「産業廃棄物処理業優良化推進委員会」は分野ごとにワーキンググループを設けて検討を続けてきたが、このたび「評価基準検討ワーキンググループ」において産業廃棄物処理業者の「優良性の判断に係る評価制度」の解説書を発表し、優良化に取り組む関係各方面(行政・排出事業者・処理業者等)に情報を提供することにしている。

同解説書は、「第1章 評価制度の基本的な考え方」、「第2章 評価制度の仕組み」、「第3章 評価基準項目」から構成され、特に第3章では�―緞\�、�⊂霾鷂�開、�4超�保全への取り組み、について具体的な基準を設け、解説を行っている。

なお、推進委員会は優良性の評価制度を本年4月よりスタートさせ、他のワーキンググループの成果も踏まえ更なる優良化事業への対策を検討していく方針なので、現在東京都の支援のもと、東京都医師会・東京産業廃棄物協会・東京都環境整備公社が実施している「医療廃棄物適正処理モデル事業」に関わる処理業者の位置付けが問題になり、評価基準に沿った業者の育成が急務となるだろう。

医療廃棄物勉強会

経営者も実務担当者も共に対象

感染性廃棄物取り扱い業者の専門的な育成については、以前よりいわれながら具体策に欠け、特に経営者を含め実務担当者への対応は十分とはいえず、医療関係者が常に指摘する資格制度すらないのが現状である。

そこで、東京医療廃棄物処理協同組合では、組合設立を契機に独自の教育・研修カリキュラムをつくり、東京産業廃棄物協会の医療廃棄物委員会と共同で、ひとまず毎月1回「医療廃棄物勉強会」を開催することになった。

なお、勉強会の内容はカリキュラムに従い、感染性廃棄物を含む医療廃棄物全般を網羅し、基礎的な知識から法律、経済、社会、技術等各方面にわたって講義、討論、演習等を交えて行われ、1年を区切りとして反復開催する予定だ。

安全性と安心感

“感染性廃棄物の適正な処理を確保し、もって生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする”と「感染性廃棄物処理マニュアル」は高らかに謳い上げている。そこで問題になるのが処理する側の安全性であり、排出者側の安心感である。

今までの処理業者に対する不信感は、双方の信頼関係の構築において大きな壁となり、生活環境の保全はおろか廃棄物の適正処理すら危うくしてきたといえる。ようやく最近になって、まず処理業者の優良化事業が推進されることになり、数々の事業を実施する中で生まれた「優良性の判断に係る評価制度」は、排出者側の不信感を払拭するための一つの試みとして期待される。

一方、排出者側も、東京都医師会が中心となって行っている「医療廃棄物適正処理モデル事業」(近日中にモデル事業を外し本事業となる)に見られるように、自ら安心感を得るために動き出している。

安全と安心、似ているようで違う言葉だが、排出者・処理業者の双方が安全・安心に関する情報を共有し、適正処理に対する判断を容易にする必要がある。

それにはやはり、判断基準をどのあたりに置くかが焦点になる。お互い本音としての満足度には限界がなく、要求はエスカレートする恐れがあるため、一定のレベルでの合意も必要になるだろう。